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DUMSCO、がん患者支援アプリに治療内容で「よく出る症状」「血圧注意」の表示機能を追加

「ハカルテ」の「よく出る症状」と「血圧の注意文」機能イメージ

DUMSCO(ダムスコ、東京・港区)は10月30日、がん患者サポートアプリ「ハカルテ」で治療内容に基づいた「よく出る症状」と「血圧の注意文」を表示する機能を追加したと発表した。患者が自身の治療で生じやすい副作用を知らせることで、不安の緩和や受診の目安を知ることに役立ててもらう。

「よく出る症状」は、抗がん剤や放射線治療中に生じる症状の中から、出現頻度の高い症状を自動でピックアップし、一覧で表示する。患者は自身の治療で一般的にどのような症状が出やすいのか知ることができる。また、表示は一覧がページ上部に示すため、操作の手間を大幅に削減できるようにした。

「血圧の注意文」は、使用中の抗がん剤の情報に基づいて、高血圧になりやすい薬剤を使用している場合に、主治医へ相談すべき数値の目安を知らせる。

機能は、同社が実施したユーザー調査で「自分の治療ではどのような副作用が出るのか分からず心配」「(抗がん剤治療中に副作用が出た際に)問題のない症状なのか不安に感じた」といった患者の声が多く寄せられたことを受け開発した。