クラウドドクターなど3社、診察申し込みから最短1時間以内に処方薬を届けるサービス開始

オンライン診療プラットホーム運営のクラウドドクター(大阪市)は7月28日、ドラッグストアと調剤薬局の運営を主力事業で展開するアカカベ(大阪・大東市)、AI(人工知能)を活用した物流サービスのAzit(アジト、東京・目黒区)と、診察申し込みから最短で1時間以内に処方薬を患者に届けるサービスを、大阪市の一部地域と守口市で、7月14日から開始したと発表した。

オンライン診療と薬剤師の服薬指導の後、患者が希望する場所まで処方薬を即時で届けるサービス。処方薬の集荷と配達はAzitのAI配車プラットホーム「DeliveryX(デリバリーエックス)」が手配するウーバーやウォルトなどの配送サービスが担当する。薬の受け取りは対面が必須となる。

対象エリアは大阪市の北区、中央区、都島区、福島区、西区、天王寺区、浪速区、東淀川区、東成区、生野区、旭区、城東区、西成区、淀川区、鶴見区と、守口市。料金は通常の診察料とシステム利用料に加え、税込2200円が別途かかる。

3社は、都市部でも、医療アクセスのタイミングや移動に課題を抱える人が多いとみており、サービスを通じて、時間的・物理的な制約をできる限り取り除き、患者の薬に対する必要性に応えることを目指す。サービスは今後、他の地域にも順次拡大する。