コモン・クリエーション、LINE活用した患者の呼び出し自動通知サービス開始
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総合病院向けにLINEを活用したクラウドサービスを手掛けるコモン・クリエーション(福岡市)は6月25日、IoT・AI(人工知能)技術とLINEを利用した患者の呼び出し自動通知サービス「Med-Well(メドウェル)待合案内サービス」の提供を開始すると発表した。
「Med-Well待合案内サービス」は、病院内の案内モニターをIoT端末やウェブカメラで撮影し、AIが番号表示を解析。LINE公式アカウントを通じて、患者のスマートフォンにリアルタイムで呼び出し通知を送信する。患者がLINEから自身の番号を登録すると、呼び出しが近づいたときにLINE通知が届く。アプリのダウンロードや会員登録も不要なため、高齢の患者もスムーズに利用できるという。

導入では、電子カルテや受付システムとのシステム連携が不要。機器の設置だけで即日かか利用できる。既存の案内モニターを撮影するため、院内業務フローの変更も不要となる。コモン・クリエーションではサービスの開始にあたり、医療機関のモニター募集も始めた。モニター導入では、IoT端末の設置や初期設定は同社が行うため、医療機関は負担なく利用できるとしている。