スマートスキャン、館林記念病院で「大腸CTがんドック」開始
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ユカリア子会社で医療プラットホーム運営などを手掛けるスマートスキャン(東京・千代田区)は6月17日、大腸がん早期発見サービス「大腸CTがんドック」を、館林記念病院(群馬・館林市)で、同日から開始すると発表した。保険適用外で、料金は税込2万9700円。
「大腸CTがんドック」は、内視鏡を使わずに、多方向からCT(コンピューター断層撮影装置)で撮影した高精細な3D画像で大腸全体を観察し、がんやポリープなどの病変を早期に発見する検査。結果は検査後の約1週間で通知する。スマホやPCから24時間いつでもウェブから予約が可能で、検査結果は専用マイページで確認できる。
読影は、下剤の事前服用が不要でCT画像をAI(人工知能)が解析する「無下剤バーチャル内視鏡検査システム」を開発するBoston Medical Science(BMS、ボストン・メディカル・サイエンス、東京・中央区)が担当する。
厚生労働省の調査によると、大腸がんは、国内のがん罹患(りかん)率が第2位、女性のがん死亡率では第1位を占める。スマートスキャン親会社のユカリア、館林記念病院、BMSでは、早期発見と治療が極めて重要としており、今回の連携で、多くの人に身体的負担の少ない検査機会を提供し、大腸がんの早期発見と治療に貢献するとしている。