中村病院、オンライン早期認知症診断プログラム「MCIコンサルトドッグ」開始
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オンライン診療システム開発のスマートゲート(東京・千代田区)は5月2日、中村病院(東京・墨田区)が、帝京大学医学部付属溝口病院脳神経外科教授の中根一医師、石井知香・臨床心理士・公認心理師などと連携し、早期認知症と軽度認知障害(MCI)に特化したオンライン早期認知症診断プログラム「MCIコンサルトドッグ」の提供を開始したと発表した。
「MCIコンサルトドッグ」は、認知機能の不安を抱える人が自宅にいながら専門的な検査や診断、カウンセリングを受けられる早期認知症のスクリーニングと包括支援サービス。利用者がオンラインで問診票を入力後、検査や面談を経て、専門医のオンライン診療を実施する。

サービスは、認知機能に関連する複数の指標を数値化して進行を見える化することで、利用者や家族が現状を客観的に把握できるよう支援する。また、臨床心理士・公認心理師とのオンライン面談を必須としており、専門家が認知機能だけではなく、心の状態に丁寧に寄り添い、違和感を慎重に検討することで初期症状の見逃しリスクを低減する。同時に、利用者の検査結果の受け止めを支え、不要な不安を和らげながら、必要な対処へスムーズに導く。
オンライン診療システムは、スマートゲートの「スマートキュア」の採用することで、セキュリティーを担保。また同社では要件に合わせて他社のシステムとの連携などカスタマイズも行った。
料金は、オンライン問診、検査、面談、診療の全てを含み、税込16万5000円。まずは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の住民を対象に開始し、順次、全国対応を目指し拡大する。