グレイスグループなど、対面とオンライン診療で保険適用ピルと漢方を処方し無料配送
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医療スタートアップのグレイスグループ(東京・渋谷区)は3月7日、オンライン診療のコールドクター(同)、TOPPANホールディングス傘下で処方せん薬宅配のおかぴファーマシーシステム(東京・千代田区)と、対面とオンラインを組み合わせた診療で保険適用ピルと漢方薬の処方と無料配送を行う企業向けサービス「婦人科ダイレクト」を4月1日から開始すると発表した。

「婦人科ダイレクト」は、提携クリニックでの初診と年1回以上の対面受診が必須で、3カ月ごとの診療をコールドクターのオンライン診療「みてねコールドクター」で受診できる。サービスでは症状がある人の保険診療を前提に、ピルと漢方薬は保険適用の薬剤を処方する。オンライン診療は、グレイスグループのLINEの公式アカウント「Grace Care」で申し込み、コールドクターの「みてねコールドクター」で受診後、おかぴファーマシーの「とどくすり」で薬を無料配送し自宅に届ける。
グレイスグループなどでは、産婦人科専門医師の定期的な診療で、重大疾患の早期発見・治療につなげながら、症状にあったピル・漢方薬の処方をできるサービスとしている。企業に対して女性従業員向けの福利厚生で提供する。企業は費用がかからず導入できる(保険診療の費用負担を除く)。また、対面診療を実施する婦人科クリニックには、サービスの提携先になることで、送客を含めたサービス利用料を無料にする。