シャープ、東京・青ヶ島村と補聴器の早期装用を推進する啓発活動を実施

シャープは8月30日、東京都の島しょ部で、人口160人の青ヶ島村と、遠隔で聞こえ具合の調整ができる耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を活用した、補聴器の早期装用を推進する啓発活動を実施すると発表した。

「メディカルリスニングプラグ」は、遠隔で聞こえ具合の調整ができる軽度・中等度難聴者向けの補聴器。聞こえの調整をすべてスマホアプリを通じて行える。補聴器は専門知識を持つ有資格者が、一人ひとりの聞こえ具合に合わせて調整することが重要だが、対面で複数回の調整を行う必要があり、補聴器販売店や耳鼻科医院がない青ヶ島村では、必要な時に調整やサポートを受けられなかった。

今回の活動では補聴器の装用を希望する参加者を募り、「メディカルリスニングプラグ」を貸与。聞こえ具合の調整などのサポートを受けながら約3ヶ月間使用してもらい、聞こえ具合の改善によるコミュニケーションの円滑化や生活の質の変化などを感じてもらい、早期装用を促したいとしている。