日本ブレイス、AIとAR活用の自己トレーニング・診療支援プラットホーム開発

「MEDIX-R(メディックスアール)」の利用イメージ

調剤薬局事業などの日本ブレイス(東京・千代田区)は2月20日、AI(人工知能)とAR(拡張現実)を使ったスマートグラスとAndroidのスマートフォン対応の自己トレーニング・診療支援プラットホーム(PF)「MEDIX-R(メディックスアール)」を発表した。日本保健情報コンソシウム、東京工科大学の田仲浩平教授と共同開発した。

「MEDIX-R」は、AI(人工知能)とAR(拡張現実)技術を活用し、医療従事者が自己トレーニングや診療支援を受けられるプラットホーム。スマートフォンやスマートグラスと連携しており、ハンズフリーで情報が取得できる。

自己トレーニング機能では、スマートフォンにアプリをダウンロードし、ARグラスと連携することで、両手を自由に使いながら医療手技のトレーニングが行える。トレーニング教材は、医療行為の正確な操作手順や医療機器の使用方法を視覚や音声でガイドする。医療従事者が独自の教材や手順書を作成できるコンテンツ編集機能も搭載した。

作業支援機能は、術中や診察時にリアルタイムで手技を確認しながら、安全な処置を実施が可能。救急医療や災害時に、迅速で適切な処置の支援に役立てられるほか、遠隔地や離島医療で、専門医の指示をリアルタイムで確認できる。

さらに、音声ガイド機能で完全ハンズフリーの操作や、AIの診療支援や適切なガイドラインの自動提案、機械学習を活用した診療ケースの分析やパターン抽出といった業務効率化の機能も備える。

日本ブレイスでは、2025年内に提携医療機関や教育機関で実証実験を行い、2026年から本格展開を始める。同時に、多言語対応機能の開発を進め、外国での医療教育や医療支援での利用や、医療機器認可を取得し、臨床現場での活用も計画する。

さらに、SaaS型のメディカルライブラリ編集システムとしても視野に入れる。クラウドベースのデータ管理とAI解析を組み合わせることで、医療従事者が最新の医療ガイドラインや診療プロトコルを即座に参照できる環境を提供。効率的な診療支援と教育に役立ててもらう。