DNP、東京都が事業者に採択で、XR活用しスタートアップの医療サービスなどを支援

大日本印刷(DNP)は8月27日、東京都の「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo)」のスマートサービス実装促進事業者に採択されたと発表した。

「東京都スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo Project)」は、先端技術などを活用した便利で快適な都市の実現に向け、都が2022年度から実施する事業。スマートサービス実装促進事業者は、東京都と連携しスタートアップのサービス実装を支援する。DNPはXR(クロスリアリティー)技術と公共サービスを掛け合わせた事業が評価された。

DNPは、事業者の選定されたことを受け、自社で展開するリアルとバーチャルを行きすることで新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を基に、メタバースやXRを活用し、介護やリハビリなどの医療やヘルスケア分野を始めとした支援を行う。

具体的には、DNPとスタートアップのリソースを生かしたスマートサービスの開発支援と共同開発、DNPのネットワークを活用したスタートアップの営業支援と実装支援、スタートアップが提供できるサービス内容とスマートシティー基盤提供者の課題をポータルサイトで一覧化し、両者をマッチングするポータルサイトを制作・運営に取り組む。

2026年度までにスタートアップと、さまざまなプロジェクトを推進。また、プロジェクトを通じて、XRコミュニケーションが、社会形成に有用なことを立証し、将来的に東京都以外の地域への展開も視野に入れている。