CureApp、日本高血圧学会が高血圧治療補助アプリを降圧治療で推奨

CureAppの「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」

医療アプリ開発のCureApp(キュア・アップ、東京・中央区)は9月1日、同社の高血圧治療補助アプリ「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」が、日本高血圧学会の最新ガイドライン「高血圧管理・治療ガイドライン2025」で高血圧治療の1つに推奨されたと発表した。日本高血圧学会のガイドラインに治療アプリが掲載されるのは今回が初という。

「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」は、薬と同じように臨床試験で血圧を下げる効果を確認し、医療機器として認められたスマートフォンアプリ。医師が患者に対してアプリを処方し、使用するための処方コードを発行しすれば、患者は自身のスマホにダウンロードして利用できる。

アプリが自宅など、診療の場以外でも生活習慣改善につながる助言を行うことで、高血圧治療を補助する。また、患者がアプリに入力した血圧や体調などの情報は医師側のPCで確認できるため、医師は診察時にデータを基に、より患者に沿った指導が行えるとしている。

CureAppの高血圧治療補助アプリは、2022年に公的医療保険の適用対象となった。日本高血圧学会では、アプリが患者の降圧に一定の効果があったとして最新のガイドラインの掲載と推奨を決めた。