CureApp、高血圧治療補助アプリがグッドデザイン賞を受賞

CureApp(キュア・アップ、東京・中央区)は10月16日、高血圧治療補助アプリ「CureApp(キュア・アップ)HT 高血圧治療補助アプリ」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

キュア・アップは、スマホで動作する治療用ソフトウエア医療機器「治療アプリ」の開発を行っており、2022年9月から高血圧症の治療法で「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」の処方が医師から患者に保険適用で開始された。

同社では、アプリのアクセシビリティで、幅広い年齢の利用患者に対して、優しいデザインになるよう、配色やコントラスト、文字やボタンのサイズ、操作性やレイアウトなどに配慮した設計を実施。一方、医師が短い診察の中でも必要な患者情報にスムーズにアクセスできる設計を行い、アプリの利用時間だけではなく、診察も含めた治療体験全体で使い勝手がよいデザインを追求した。

グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は受賞について「高血圧症の治療には、生活習慣の改善が伴う。このアプリで、医師は診療場面で適切な指導が可能になり、患者は生活習慣改善に向けて行動変容理論に基づく適切な支援が受けられる見事なデザインがなされている。その結果、実際にエビデンスとして生活習慣の改善と降圧効果が報告されており、デジタル・セラピューティクス(デジタル療法)分野の範とすべきデザインとして高く評価した」(審査委員)とコメントしている。