CureApp、サワイグループHDと減酒治療アプリの販売ライセンス契約

治療アプリの研究開発や製造販売を手掛けるCureApp(キュア・アップ、東京・中央区)は8月28日、サワイグループホールディングス(HD)と減酒治療アプリの販売ライセンス契約を締結したと発表した。

今回の契約では、サワイが日本でアルコール依存症を適応としたキュア・アップの減酒治療アプリの独占販売権を取得した。キュア・アップには契約に基づいて、販売ライセンスの対価と販売金額に応じたマイルストーンとして総額で最大48億円、またアプリ上市後の販売額に応じたロイヤルティーが支払われる。

アプリ画面のイメージ
アプリ画面のイメージ

キュア・アップが開発した減酒治療アプリは、患者は医師と決めた目標に沿って、毎日の飲酒量をアプリに記録し、アプリの推奨に従って飲酒量を減らす行動をする。患者にとって耳の痛いであろう指摘やアドバイスはアプリが担い、医師は患者に称賛を伝える。目標は、定期的に医療機関を受診して医師と見直す。

キュア・アップでは、アルコール依存症の早期治療実現には「アルコール依存症患者の専門医療機関受診の抵抗感」「アルコール依存症に対応できる内科診療所が不十分」という2つの課題があるとして、この課題解決を目指して減酒治療アプリを開発したしている。