湘南鎌倉総合病院、手術支援ロボット「ダビンチ5」で同種腎移植手術を実施

「ダビンチ5」を使用した同種腎移植手術の様子

湘南鎌倉総合病院(神奈川・鎌倉市)は8月27日、米インテュティブサージカルの新型手術支援ロボット「ダビンチ5」を使った同種腎移植手術を実施したと発表した。同種腎移植での「ダビンチ5」の使用は国内初の試みという。

ロボットアームを操作する田邉医師
ロボットアームを操作する田邉医師

手術は、院長補佐、泌尿器科統括部長兼腎移植・ロボット手術センター長の田邉一成医師を中心となり行った。術式はロボット支援下生体同種腎移植で、コンソール時間は4時間29分だった。患者の出血量は100mL。術中のトラブルはなかった。術中の合併症はなく、手術時間、出血量ともに良好な結果を得たという。

手術を担当したスタッフ
手術を担当したスタッフ

同院によると、同種腎移植は、慢性腎不全や末期腎不全の有効な治療法の1つだが、従来は開腹による手術が主流で、患者の身体的負担や回復までの時間が課題だった。今回、「ダビンチ5」を活用することで、より小さな切開、精密な血管吻合(ふんごう)、周囲組織へのダメージ軽減が可能になったとしている。

湘南鎌倉総合病院では、「ダビンチ5」を7月に導入以来、消化器外科、呼吸器外科、泌尿器科でのロボット支援手術を積極的に実施。今回の同種腎移植手術では、ロボットの高精度な操作性と三次元立体視による鮮明な視野を生かし、従来よりも体への負担が少ない腎移植と患者の早期回復と合併症リスクの軽減が見込めると説明している。