大阪けいさつ病院、「ダビンチ5」で肺がん手術を実施
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大阪けいさつ病院(大阪市)は8月18日、米インテュティブサージカルの最新手術支援ロボット「ダビンチ5」で、肺がん手術を実施したと発表した。
「ダビンチ5」は、専用鉗子(かんし)で物体と接触した際の力覚情報を人間に対して返す「力覚フィードバック」と呼ぶ機能や、AI(人工知能)を活用した手術データ解析機能、高解像度カメラなどを搭載する。
今回の肺がん手術は、坂巻靖・呼吸器外科部長が執刀医となり行った。

坂巻部長は「ダビンチ5」について、「最新の機能として、組織にかかる力を感知できる『フォースフィードバック』や、三次元視野の向上、さらにはエルゴノミクスの向上といった点が付与されており、術者にとっては非常に快適な状態で精細な手術を実施できるメリットを体感した」と話している。