大阪けいさつ病院、国内初の単孔式手手術支援ロボット「ダビンチSP」で胃がん手術
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「ダビンチSP」を操作する医師の大森健・消化器外科主任部長
大阪けいさつ病院(大阪市)は1月29日、米インテュイティブサージカルの新機種の単孔式手術支援ロボット「ダビンチSPサージカルシステム(ダビンチSP)」を使用した胃がんの手術を、1月8日に実施したと発表した。「ダビンチSP」での手術は日本初という。
「ダビンチSP」は、従来型の手術支援ロボット「ダビンチXi」が複数の創から手術を行うのに対し、1つの創で手術を行えるのが特長。そのため、手術を受ける患者は身体の負担が少なく、術後の早い回復や傷口の整容性の向上などが見込めるという。
大阪けいさつ病院は、1月の新病院オープンに合わせて「ダビンチSP」を導入。今回の手術は、医師の大森健・消化器外科主任部長が執刀した。手術を受けた患者からは、「痛みがほとんどなく、快適な入院生活を送ることができた」との感想があったという。
同院では現在、先端ロボット手術センターで、従来型の「ダビンチXi」が2台と「ダビンチSP」の1台を合わせた合計3台の手術支援ロボットが稼働している。