ソニーネット、リハビリ患者の予後予測AIソリューションの提供開始
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「リハビリAIソリューション」の画面イメージ
ソニーネットワークコミュニケーションズは7月31日、AI(人工知能)予測分析ツール「Prediction One(プレディクションワン)」を活用したリハビリテーション病棟患者の予後予測ソリューション「リハビリAIソリューション」の提供を開始すると発表した。
「リハビリAIソリューション」は、患者の属性データなどを基に、18項目のFIM(日常生活動作の介護量の評価から、適切な治療やリハビリを行うための指標)や入院期間の予測など、20のAIの予後予測モデルを利用できる。そのため、ユーザーとなるセラピストは、日常生活レベルの管理の効率化が図れ、患者の介入に集中できるという。
システムは、リハビリテーション病棟に特化した専用ユーザーインターフェースを搭載しており、目的とする予測を20モデルまでワンクリックで一挙に実行が可能。結果は表形式の一覧で表示する。システムはオンプレミス環境で導入が可能なため、情報漏えいリスクを最小限に抑えられるという。
AIはFIMの予後予測だけではなく、上肢まひの回復予測や入院期間の予測など、ニーズに応じて病院のデータを活用した新たなAIモデルを開発できる。ソニーネットの専任データサイエンティストがAI活用方法を病院に提案し、AI適用対象の特定から、病院独自のAI開発・導入、導入後の継続サポートまでを支援する。