リモハブ、遠隔心臓リハビリテーション支援の医療機器プログラムが薬事承認を取得

遠隔医療を手がけるリモハブ(大阪市)は7月9日、遠隔心臓リハビリテーションの実施を支援する医療機器プログラム「リモハブ CR U」の製造販売承認(薬事承認)を取得したと発表した。

「リモハブ CR U」は、オンライン環境で医療者が監視する遠隔心臓リハビリテーションを支援する医療機器プログラム。1人だけでなく同時に複数人の患者の実施も可能。

遠隔心臓リハビリシステム イメージ図
遠隔心臓リハビリシステム イメージ図

同社が開発した医療機器であるエルゴメータ(非能動型展伸・屈伸回転運動装置)「リモハブ cycle+」と、ウエアラブル心電計「リモハブ rhythm+」と組み合わせて使用し、医療者がオンライン監視をすることで、患者は医療機関に通院することなく、自宅で心臓リハビリを実施できる。

リモハブによると、心疾患で心臓リハビリテーションは薬物療法と並び重要な治療として知られているが、退院直後の実施率は極めて低いという。同社では主な理由に、心臓リハビリは週3回実施することが標準とされており、医療機関へ頻回に通院する必要性が障壁となっていることを挙げている。