デジリハ、経産省のヘルスケア国際推進事業でデジタルリハビリツールをインドで展開

デジタルリハビリツールのデジリハ(東京・世田谷区)は9月17日、経済産業省の令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業に採択され、インドでデジタルリハビリツール「デジリハ」の提供を行うと発表した。

デジリハはプロジェクトを通じ、障害有病率が著しく上昇するインドで「デジリハ」を活用し、年少障害児者の適切なケアに向けた取り組みを行う予定。「デジリハ」は、デジタルアートとセンサーを活用したアプリケーションで、障害児者のリハビリや療育を支援するツール。

デジリハによると、インドでは地理的格差、経済的格差から障害児者のリハビリニーズを満たすことが難しく、解決策とされるコミュニティーベースドリハビリテーション(CBR)も予算が膨大にかかることから制度の進展がないのが現状という。同社では、「デジリハ」が、小型のセンサーとPC、インターネット環境があれば利用可能で、さまざまな特性や障害を持つ児童に個別の最適化が行えることから、ツールを通じてCBRを推進し、インドで障害児者のリハビリ課題解決を目指す。

経産省の「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」は、日本のヘルスケア製品やサービスの海外展開の促進を目的とした事業。医療や介護などのヘルスケアで、技術やサービス、製品の強みを生かした戦略的な海外展開を計画・実施する医療機関や企業などの事業者の基礎調査と実証調査費用を補助する。