リハ・イノベーション、VRリハビリテーション医療機器「mediVRカグラ」を小学校に導入

「保育所等訪問支援てとて」を運営するリハ・イノベーション(札幌市)は8月9日、mediVR(メディVR、大阪・豊中市)のVRを活用したリハビリテーション医療機器「mediVRカグラ」を、保育所などの訪問支援リハビリテーションプログラムの一部で、札幌市内の小学校に7月から導入したと発表した。

「medeVRカグラ」は、脳疾患を数多く見る原正彦医師が、大阪大学との産学連携で神経科学、行動科学の知見と20種以上の特許技術に基づいて開発した医療機器。一人一人に合った難易度を設定が可能で、VR環境を利用しゲーム感覚でリハビリテーションが行える。

リハ・イノベーションは、障がいを持つ子供は集団生活をする際にストレスを抱えるケースが多く、機器の導入で個々の児童に合ったリハビリテーションが可能となり、運動機能や認知機能、日常生活動作の改善に役立つとしている。同社では、機器使用後に保護者から「姿勢が以前よりよくなってきた」「目の使い方が変わってきた」などの声が寄せらており、幅広い疾患や障害への応用の可能性に期待している。