ドクターネット、胸部CT画像解析支援AIエンジンの販売を開始

ドクターネットは1月17日、AI(人工知能)画像解析支援エンジン「胸部CT画像解析AIエンジンDoctorNET MONCAD CTLN」を、同社の医用画像AIエンジンプラットホーム「AI-RAD(エイアイ・ラド)」で販売開始したと発表した。

AIエンジンの利用イメージ
AIエンジンの利用イメージ

「胸部CT画像解析AIエンジンDoctorNET MONCAD CTLN」は、AI技術を使って、胸部CT(コンピューター断層撮影装置)の画像の肺野領域で、関心領域を抽出し、体積と最大径を測定することで読影を支援するプログラム医療機器。モダリティ、PACS(医療用画像管理システム)のメーカーを問わず導入とシステム連携が可能。

AIエンジンは、約10万症例を学習用画像で取り込み、深層学習(ディープラーニング))の畳み込みニューラネットワーク技術の「DenseNet アルゴリズム」と「ビジョントラスフォーマー(ViT)アルゴリズム」などを使って開発した。医薬品医療機器等法に基づく、指定管理医療機器の製造販売認証を取得したことで販売を始めた。

利用料は、月額利用料金と一症例あたりの解析料になる。ドクターネットでは、同社のサービスを利用する約1300施設の医療機関に、既存の遠隔依頼システムを通じて提供する。AIエンジンの単体利用だけではなく、AIエンジンの解析結果と医師に遠隔画像診断を依頼するサービスも提供する。