キヤノンITSメディカル、遠隔読影の読影依頼運用技術が関東地方発明表彰で発明奨励賞

キヤノンITSメディカル(東京・品川区)は12月6日、遠隔読影の読影依頼運用技術の特許技術が、発明協会(東京・港区)が主催の「令和6年度関東地方発明表彰」で発明奨励賞を受賞したと発表した。

遠隔読影における読影依頼運用技術の概念図

今回、受賞した遠隔読影の読影依頼運用技術は、遠隔読影で読影専門事業者などが読影依頼を受け付けた際に、複数の読影医の専門性や読影可能件数を考慮し、読影医ごとに振り分け適切度を算出することで自動的に担当する読影医を割り当てる技術。

キヤノンITSメディカルでは、自社の医療クラウドサービス「Medical Image Place(メディカルイメージプレイス)」の遠隔読影インフラサービスで活用しており、高度で適切な量の読影が可能で、読影の精度向上と読影関係者の働き方改革を支援できるとしている。

地方発明表彰は、地方での発明の奨励と育成を図り、科学技術向上と地域産業の振興に寄与することを目的に、1921年に創設された。全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の8地方に分け、地方での優秀な発明や考案、意匠を完成させた人、発明などの実施化に尽力された人、発明などの指導や育成、奨励に貢献された人の功績を顕彰する。