昭和医科大歯科病院、ブレインラボの口腔外科手術特化の手術用ナビシステムを更新導入
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手術用ナビゲーションシステム「Kick 2」
医療機器などのブレインラボ(東京・港区)は9月2日、昭和医科大学歯科病院(東京・品川区)が、顎顔面(CMF)に特化した手術用ナビゲーションシステム「Kick 2(キックツー)」と手術計画ソフト「Elements(エレメンツ)」を更新導入したと発表した。
「Kick 2」と「Elements」は、幅広い診療科に対応可能な手術支援システム。「Kick 2」は手術前の3Dシミュレーションから術中のリアルタイムナビゲーションまでを一貫して支援するシステム。特に顎変形症などの複雑な口腔外科手術で、高い精度と安全性を備えた治療が可能という。

一方、「Elements」は、患者ごとにターゲット構造やリスク部位を高精度で自動描出する機能を搭載しており、正確な手術のシミュレーションと個別最適化された手術計画の立案ができる。また、術中ナビゲーション支援機能で、解剖構造をリアルタイムに確認しながら手術を進めることができる。
昭和医科大歯科病院は、CT(コンピューター断層画像装置)のデータを活用した詳細な術前計画とナビゲーション技術を使った術中支援を積極的に導入しており、今回のシステム更新は、高度な医療体制の強化で実施。今回のシステム更新導入ではCMF領域に特化した構成と専用ソフトを採用した。