藤枝市立総合病院、アイラトとAI放射線治療計画支援ソフト開発で共同研究

医療AI(人工知能)を使った放射線治療計画支援サービスのアイラト(仙台市)は7月7日、藤枝市立総合病院(静岡・藤枝市)と、AI(人工知能)を活用した放射線治療計画の共同研究を1月から開始したと発表した。

研究では、「放射線治療における肺がんの自動計画」をテーマに、藤枝市立総合病院で放射線治療が適用された肺がん患者を対象として、放射線治療の分布を解析することで画像上に自動で放射線治療計画を作成できる技術を開発。将来的にはAIを使った放射線治療計画支援ソフトウエアとして社会実装を目指す。

アイラトは、独自開発のAIで、さまざまな放射線画像を掛け合わせてAI解析を行っている。今回、地域のがん拠点病院の藤枝市立総合病院と共同で研究することで、臨床現場で活用できる放射線治療向け自動治療計画作成AIの開発につなげる。