AOSデータ、AI医療データ管理・解析システムの提供開始
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データ復旧や管理事業のAOSデータ(東京・港区)はこのほど、AI(人工知能)を活用した医療データの管理・解析システム「AIデータALM 医療」の提供を開始したと発表した。診療支援などに役立てられる。
「AIデータALM医療」は、アクセス権限管理機能や、医療関連ドキュメントへの検索用メタデータ付与したデータ検索性の強化、AIデータ活用に向けたマルチモーダルAI対応、医用画像共通フォーマット「DICOM(ダイコム)」に沿った医療画像データなどのファイルビューアー機能、暗号化、監査機能、バックアップ機能、大容量長期保管向けアーカイブシステム機能を備える。
医療機関の医療関連のデータをバックアップし、どこからでもアクセスできるほか、訪問医療時に外出先や医師の自宅からでも、DICOMなどの医療画像やデータを閲覧し、チームと安全な共有などが行える。
AIに学習させる医療データは「電子カルテ(EHR)データ」「診断画像データ」「ゲノムデータ」「バイタルサインデータ」「検査データ治療・処方データ」「患者報告データ」「医療機器データ」「公衆衛生データ」「遺伝的と環境的要因データ」の10項目。これらのデータを組み合わせて学習させることで、AIが正確な診断、予測、個別化された治療プランの作成を支援する。
同社では「われわれの新しいAIデータ管理システムは、医療業界のデータ活用のあり方を革新する。これによって、医療関係者は、効率的に医療データを活用し、競争力を高めることができる」(吉田宣也社長)としている。