アイラト、東北大学と放射線治療で頭頚部がんの腫瘍自動輪郭抽出技術を共同研究
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医療AI(人工知能)を使った放射線治療計画支援サービスのアイラト(仙台市)は11月25日、東北大学大学院医学系研究科と連携し、放射線治療で頭頚(とうけい)部がん腫瘍の自動輪郭抽出技術の共同研究を10月から開始したと発表した。
今回の研究では、AIを使った放射線治療計画支援ソフトウエアの社会実装に向け、東北大学病院で放射線治療が行われた頭頚部がん患者を対象に、医療画像データのCT(コンピューター断層撮影)画像、MR画像、PET(陽電子放射断層撮影装置)画像などをマルチモーダル(異なる種類の情報を統合して処理する手法)でAI解析することで、CT画像上の腫瘍を自動抽出できる技術を開発する。理する手法)でAI解析することで、CT画像上の腫瘍を自動抽出できる技術の開発を行う。
アイラトは、独自開発のAIで、さまざまな放射線画像の分析を行っている。同社では、今回、国内で多くの放射線AI分析技術の臨床データと臨床知見を持つ東北大学と共同研究することで、臨床現場で真に活用できる放射線治療向け腫瘍自動輪郭抽出の開発を目指すという。