Medii、医師用オンライン専門医相談サービスで重症喘息の症例相談を新設
掲載日:
オンライン専門医相談サービスを提供するMedii(メディ、東京・新宿区)は11月14日、医師専用のオンライン専門医相談サービス「E-コンサル」で、重症喘息(ぜんそく)の症例相談窓口を新設したと発表した。
「E-コンサル」は、患者の診断や治療方針に悩む医師が、専門領域の専門医に症例をチャットで相談できる、無料のオンライン相談サービス。1500名以上のエキスパート専門医が協力しており、全専門領域の相談に対応。厚労省指定の難病患者数の99%を占める疾患をカバーする。
サービスでは、相談内容に最適なエキスパート専門医とマッチングを行い、医師は匿名でチャット相談ができる。1対1だけでなく、複数の専門領域のエキスパート専門医が所属するグループに相談もできる。
Mediiは、各領域のエキスパート専門医が持つ知見や経験を必要とする医療現場に届けるため、オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」を医師に無料で提供。今回、重症喘息に(ぜんそく)深い知見を持ったエキスパート専門医から協力を得て、「E-コンサル」に重症喘息エキスパート専門医チームを編成し、重症喘息に関する症例相談窓口を開設した。
Mediiによると、喘息は日本で少なくとも約800万人が罹患(りかん)しているといわれる疾患。通常は吸入ステロイド薬などで症状が管理されるが、高容量の吸入ステロイドを使用しても症状が改善しない「重症喘息」は、喘息患者全体の約5~10%を占めるという。
近年、重症喘息の新たな治療法として生物学的製剤が適応されているが、非専門医にオンライン専門医相談サービスを提供する。