クロスログ、白報会グループが在宅医療22院に訪問診療スケジュール管理を導入

訪問診療に特化したサービスを提供するクロスログ(福岡市)は10月29日、医療法人の白報会グループ(東京・千代田区)が、運営する在宅医療部門の全国22院に、訪問診療専用スケジュール管理システム「CrossLog(クロスログ)」を導入すると発表した。

「CrossLog」は、訪問診療と在宅医療に特化したクラウド型のスケジュール管理サービス。1日の予定やルート、在宅患者情報を一元管理することが可能。電子カルテやレセプトコンピューターと連携機能も備えるj。

白報会グループは、2000年の設立で、在宅医療を中心に総合診療を提供。在宅医療部門に加え、外来診療や介護事業などを全国で展開する。グループでは、在宅医療向け電子カルテの導入などを進め、現場スタッフが診療に集中できる仕組みを整備してきたが、スケジュールとルート管理は紙を使ったアナログ管理のままで作業工数や複数院での情報連携がスムーズに行われず、課題となっていた。

そこで、課題解決と現場業務のシステム化、生産性向上を目指し「CrossLog」を導入した。「CrossLog」で、訪問スケジュールのチェック確認やルート調整作業の効率化、システムの現在地共有アプリ「CrossLog Tracker」を使った現場スタッフの位置情報共有で訪問進捗(しんちょく)管理と連携に取り組む。また、電子カルテとの患者データ連携や院外向けの予定表作成機能を利用することで作業負担の軽減も見込んでいる。