Cubec、国循が「AIプログラム医療機器」開発でベンチャー支援制度に認定

AI(人工知能)を活用した医療機器開発ベンチャーのCubec(キューベック、神戸市)は8月26日、国立循環器病研究センター(大阪・吹田市)の「国立循環器病研究センター発ベンチャー」の第4号に認定されたと発表した。

キューベックでは、制度の認定を受け、開発を進めるAI(人工知能)を活用した心不全診療の支援医療機器「AIプログラム医療機器」の実用化に向けた取り組みを加速する。機器は、複数の大学と医療機関との共同研究で開発しており、同社は事業開発、実用化、普及を担当する。現在はテスト版の開発を進めており、2027年にサービスの提供を目指している。

「国立循環器病研究センター発ベンチャー」は、国立循環器病研究センターが所有する知的財産権や研究成果などの活用が期待されるベンチャー企業を認定し支援する制度。認定を受けたベンチャーは、同機関の研究場所や研究機器などの貸与、知的財産権の実施許諾などの優遇を受けられる。