フューチャー、プログラム医療機器開発の伴走型コンサルティングを開始
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フューチャー(東京・品川区)は8月21日、プログラム医療機器(SaMD)の実用化促進を目的として、SaMDの研究開発・製造販売の知見を持つコンサルタントが伴走型支援するコンサルティングを開始すると発表した。
フューチャーによると、デジタル技術を使って診断や治療を支援する「プログラム医療機器」は、「予防」「診断」「治療」「予後」の工程で既存のハードウエアで対応できない臨床課題の解決策として期待が寄せられる一方で、開発企業には機器の承認取得や保険償還まで見通しが立ちづらいことが新規参入の課題となっているという。そこで、SaMD事業参画企業が持つ、こうした課題を解決するサービスを始めることにした。
「伴走型コンサルティング」は、ITと薬事の知見を備えたコンサルタントが体制構築を支援することで開発スピードの向上を促し、協業検討、規制準拠、薬事承認、保険適用などの申請、販売戦略の伴走支援を行う。
具体的には、開発環境のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、データ利活用により開発サイクルを短縮するほか、開発ベンダーとの折衝、AI(人工知能)やIoTなどの最新デジタル技術を活用する技術面もサポートする。また、サイバーセキュリティー対応や臨床試験設定といった専門知識、デジタル特有の収益化の確立する事業化の推進、研究機関や海外企業などとの関係構築を支援する。
同社では、「伴走型コンサルティング」を通じて、新たな医療サービスの社会実装を加速したいとしている。