TELEQ、遠隔健康医療相談の生成AI利用で声明を公表

遠隔健康医療相談適正推進機構(TELEQ、東京・中央区)は8月7日、遠隔健康医療相談での生成AI(人工知能)利用について声明を公表したと発表した。

声明では、自主基準も示すと共に、昨今で活発化する生成AIの遠隔健康医療相談サービスについて、医療倫理の順守のほか、「生成AIの遠隔健康医療相談領域への応用の可能性」と「生成AIの遠臨健康医療相談領域への応用に関するリスク」に言及。その上で人間の介入と確認の必要性を述べている。同時に声明と自主基準について、急速に変化する技術革新や社会環境に合わせて内容の妥当性を継続的に評価し、必要であれば修正を加えるとしている。

TELEQは、高齢化や医療格差、医療リソース不足の問題など、日本の医療が抱える数々の問題解決を目的に、遠隔健康医療相談事業者が発足した組織。メディカルノートの井上祥代表取締役が理事を務める。

機構では、日本の遠隔健康医療相談や関連の医療サービスの発展と振興、遠隔健康医療相談を安全に利用できる環境整備を通じて、人々の健康に寄与することを目的に活動しており、今回、活動の一環として声明を公表した。