JMC、順天堂医院が病的頭蓋変形症乳児のヘルメット治療を開始

ジャパン・メディカル・カンパニーの「赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット」

医療機器の開発などのジャパン・メディカル・カンパニー(JMC、東京・中央区)は8月5日、順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京・文京区)の脳神経外科が、同社の「赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット」を使った、病的頭蓋変形症の乳児の治療を開始したと発表した。

「赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット」は、乳児の頭の形(歪み)の治療に使用するフルオーダーメードのヘルメット。病気が原因で頭が歪んでいる赤ちゃんの場合は、順天堂大学医学部附属順天堂医院でるヘルメットを使ったヘルメット治療が受けられる。一方、向き癖などが原因で頭が歪んでいる場合は、順天堂医院の提携医療機関「0歳からの頭のかたちクリニック」(東京・中央区)でヘルメット治療を受けられる。

今回の取り組みは、関連施設の提携する順天堂大学医学部附属順天堂医院と、0歳からの頭のかたちクリニックに、ジャパン・メディカル・カンパニーが加わった三者で初という協同診療体制になる。同社では順天堂医院がヘルメットを治療で採用したことを受け、患児と家族、医療機関からの信頼に応えるべく全社的にプロジェクトを進めていくとしている。