富士フイルム、胸部X線画像病変検出ソフトウエア最新版「CXR-AID Ver3.0」の提供開始

富士フイルムは2月6日、胸部X線画像病変検出ソフトウエア「CXR-AID(シーエックスアール・エイド)」の最新版「Ver3.0」の提供を開始したと発表した。富士フイルムメディカルを通じて販売する。

(左)オリジナル画像、(右)解析画像
(左)オリジナル画像、(右)解析画像

「CXR-AID」は、胸部X線画像をAI(人工知能)で自動解析し、病変の存在が疑われる領域を検出・マーキングして見落とし防止を支援するソフトウエア。最新版の「CXR-AID Ver3.0」では、対象所見を従来の結節・腫瘤(しゅりゅう)影、浸潤影、気胸の3所見に、無気肺、石灰化、瘢痕(はんこん)、胸水、気腹(フリーエア)、心拡大、縦隔拡大の7所見を追加し、10所見に拡充した。

(左から)ヒートマップ表示、輪郭表示、ヒートマップと輪郭の併用表示
(左から)ヒートマップ表示、輪郭表示、ヒートマップと輪郭の併用表示

また、異常所見の存在可能性(確信度)を青から赤へのグラデーションで示すヒートマップ表示は、モノクロモニターでは確認しにくいという声を受け、異常所見の疑われる領域の表示方法で、「ヒートマップ表示」「輪郭表示」「ヒートマップと輪郭の併用表示」と3つの表示パターンを選択できるようにした。

所見名とスコア表示
所見名とスコア表示

従来のバージョンでは、複数の異常所見を検出した場合、検出された異常所見のうち最も確信度が高い所見のスコアのみ表示していたが、新バージョンでは、検出領域に対応する所見名と確信度を示すスコアを個別に表示できるようにした。

複数所見表示
複数所見表示

また、対象所見が重なった領域で、所見ごとに独立した輪郭線を表示する。複数の異常所見が存在する箇所でも、それぞれの所見の範囲を明確に区別できるようになるため、詳細で正確な画像診断支援が見込めるとしている。