レイヤード、東京都の在宅医療強化事業で豊島区・江東区など7医師会のDXを支援
掲載日:
クラウドサービス事業などのレイヤード(福岡市)は1月22日、豊島区、江東区、墨田区、西東京市、三鷹市、狛江市、小金井市の医師会のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の支援を行うと発表した。同社が東京都の在宅医療推進強化事業で採択された取り組みで実施する。
今回の事業では、主治医と副主治医体制を導入した24時間診療体制確保に向け、医療従事者の負担を増大させない仕組みづくりでDXを活用した体制整備を目指して行う。レイヤードは自社のプロダクトやノウハウを生かし、7つの医師会のDX推進をサポートする。
具体的には、レイヤードの電話自動応答システム「Iver(アイバー)」、ウェブ問診システム「Symivew(シムビュー)」、患者管理システム「Kakarite(カカリテ)」を組み合わせて、医療機関同士や、多職種間で安全に患者情報を共有できる仕組みを構築する。
例えば、江東区医師会では、「Iver」と「Symview」を活用し、主治医だけでなく、副主治医が夜間休日当番医師として平日夜間や、休日の緊急時に対応し診療できるようにする。各診療所でシステムを導入することを支援し、医師が無理なく24時間対応可能な在宅医療体制を構築する。
東京都では、高齢化による需要増加などを背景に、在宅医療提供体制の充実を目的に在宅医療推進強化事業を行っている。