レイヤード、豊島区・江東区・西東京市医師会と、ウェブ問診などの在宅医療支援機能を共同開発

クラウドサービス事業などのレイヤード(福岡市)は1月16日、豊島区医師会、江東区医師会、西東京市医師会と、ウェブ問診システムなどで、在宅医療の24時間の診療体制を支援する機能を共同開発したと発表した。

4者は、レイヤードのウェブ問診「Symview(シムビュー)」、電話自動応答システム「Iver(アイバー)」、患者管理システム「Kakarite(カカリテ)」で在宅医療で活用できる機能を開発した。

具体的には、「Symview(シムビュー)」で、多職種連携やカンファレンスに活用を想定し、1つのビデオ通話用URLに10人まで参加できる機能を実装。また、医療機関の管理画面からビデオ通話用のURLを発行で案内手段をメールに加え、SMSでも送信できるようにした。

「Iver」では、転送された電話に対応できず、医師などが、患者やその家族に折り返し電話をする場合に、個人の携帯電話から電話をかけても「050」の番号経由で発信される機能を実装した。「Kakarite」は、患者メモにテキスト入力やファイル添付機能を追加したほか、システム内で患者登録をできるようにした。

今回の共同開発は、東京都が行う「東京都在宅医療推進強化事業」の取り組みの一環で行った。レイヤードでは、開発した機能を、システムを利用する全国の医療機関に標準提供する。