AIプラスクリニックたまプラーザ、AI活用の在宅医療を提供開始
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AIプラスクリニックたまプラーザのAIを活用した在宅医療のイメージ
医療法人のAIプラスクリニックたまプラーザ(横浜市)は9月13日、AI(人工知能)技術を活用した在宅医療を7月から開始したと発表した。
AIプラスたまプラーザは、上部・下部内視鏡検査、胸部レントゲン、CT(コンピューター断層撮影)検査装置、超音波検査など、主要な医療機器にAIを導入し、迅速な診断につなげている。また、人間ドック・健診に対応できる広範な設備を備え、呼吸機能検査、視力・聴力検査なども実施。総合病院とクリニックの中間に位置する総合クリニックとして運営する。
クリニックでは、こうした特長を生かし、在宅医療の患者が、現在の医療体制では複数のクリニックを受診するために多くの時間を費やすことが多く、特に高齢者や重症患者の大きな負担となっている課題の解決で、AI技術を活用した迅速な診断と治療を提供する新しい在宅医療体制を整備した。
具体的には、在宅医療主体のメディカルクリニックあざみ野(横浜市)と協力し、患者が自宅で診療を受けながら、必要な場合には迅速に専門的な診断や治療を受けられるようにした。在宅医療の患者で入院の必要がなく、介護タクシーや家族の同伴で移動が可能な人に対し、CT検査などの画像診断を待ち時間なしで提供する。また、9月からは遠隔操作ロボットを使った複数医師によるカンファレンスも導入した。
クリニックでは、今後もAIを活用した迅速な診断と治療を継続する一方、広い地域で展開し、多くの患者に質の高い医療の提供を目指す。同時に、医療スタッフの教育や研修を通じて、AI技術を最大限に活用できる体制を整えることで、高度な医療サービスの提供につなげる。