のぞみ整形外科グループ、韓国エアーズメディカルのMRI画像再構成AIソフト導入

MRI画像再構成AIソフト「SwiftMR」を導入した「のぞみ整形外科クリニック西条」(広島・東広島市)

韓国ヘルスケア企業のAIRS Medical(エアーズメディカル)日本法人のエアーズメディカル・ジャパン(東京・港区)は12月24日、のぞみ整形外科グループ(広島市)が全施設のオープン型MRI(磁気共鳴画像装置)に、MRI画像再構成AI(人工知能)ソフトウエア「SwiftMR(スイフトエムアール)」を導入したと発表した。

「SwiftMR」は、既存のMRI装置に後付けで導入できるAI画像再構成ソフトウエア。ディープラーニング(深層学習)技術を活用し、ノイズを抑制しながら組織の信号を高解像化することで、短時間撮像でも安定した画像品質をサポートする。

ソフトは、主要MRIメーカーの装置と互換性を持っており、のぞみ整形外科グループではクリニックに設置する富士フイルム製のオープン型MRIに導入した。

同グループでは。ソフトの導入で撮像時間短縮と安定した画質確保による検査効率向上を見込んでいる。また、従来のMRIでは困難だった皮質骨を画像化する撮像法「Bone-like imaging」機能も搭載しており、検査の幅を広げる技術として期待を寄せている。