久留米大学病院、エアーズメディカルのAI活用のMRI画像再構成ソフト導入
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韓国ヘルスケア企業のAIRS Medical(エアーズメディカル)日本法人のエアーズメディカル・ジャパン(東京・港区)は10月27日、久留米大学病院(福岡・久留米市)が、AI(人工知能)を使ったMRI(磁気共鳴画像装置)画像再構成ソフトウエア「SwiftMR(スイフトエムアール)」を導入し、臨床現場で本格運用を開始したと発表した。日本の大学病院で初の臨床適用事例という。
「SwiftMR」は、ディープラーニング(深層学習)技術を活用し、臨床現場で活用可能なMRI画像をAIが再構成するソフト。MRI画像のノイズ低減と鮮明度の向上が可能で、既存のMRI装置(磁力3.0テスラ以下のものを含む)を買い替えることなく、画質の均一化が図れる。
久留米大学病院は、独シーメンスと米GEのMRI装置3台に適用し運用する。同院は、九州地域の基幹病院で、高度急性期医療の提供に加え、研究や教育の拠点として地域医療を支えている。同院は、患者の負担軽減と画質向上を最優先課題として、臨床現場で「SwiftMR」を導入を決めた。