AKT Health、遠隔患者診断用アプリがクラスII医療機器認証を取得
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「Impakt Health」の概要イメージ
ヘルスケア業界向けコンサルティングのAKT Health(東京・渋谷区)は8月18日、遠隔患者診断アプリケーション「Impakt Health(インパクトヘルス)」が、クラスII医療機器(管理医療機器)の認証を8月6日に取得したと発表した。
「Impakt Health」は、ブロックチェーンとクラウドに記録されたデータから、データ解析機能で、ユーザーの健康状態を診断するアプリ。測定結果は医療従事者が利用する端末に出力し、医師などが精緻な健康状態を把握できる。
取得した生体データは、医療従事者が遠隔で確認し、診療や健康指導の指標で活用が可能できるため、患者が通院負担の軽減や診療機会が拡大す一方、医療機関は継続的で質の高い医療サービスの提供が図れるという。
臨床試験での活用も可能。センサー機器と接続することで、施設や被験者宅で実施する治験や臨床試験で、データの追跡や監視、分析ができる。eConsent機能を搭載しており、被験者はリモートで同意文書を確認し、電子署名を行うことが可能。
AKT Healthは、日本、インド、アメリカに拠点を持つヘルスケアとライフサイエンスの戦略コンサルティング会社。今回、「Impakt Health」が医療機器を認証取得したことで、医療現場での疾患の診断や治療、予防医療の支援、創薬の治験、市販後調査などの研究開発支援に進出する。