テックドクター、Arteryexの医療情報管理アプリと連携し睡眠関連疾患ソリューション開発
掲載日:

デジタルバイオマーカー開発のテックドクター(東京・中央区)は8月5日、Arteryex(アーテリックス、東京・千代田区)の医療情報管理アプリ「パシャっとカルテ」と連携を開始したと発表した。テックドクターのウエアラブル機器とアプリで取得された利用者の医療情報を組み合わせ、病状の変化などを可視化する「デジタルバイオマーカー」を開発し、個別医療ソリューションなどを創出する。

今回の連携では、「パシャっとカルテ」で取得した、お薬手帳、健康診断、検査結果などの医療情報と、テックドクターのウエアラブル機器で取得した、心拍、睡眠、活動量などの生体データを組み合わせて開発する「デジタルバイオマーカー」を活用し、個別化医療や予防医療のヘルスケアソリューション提供につなげる。
両社は、第一弾で不眠症などの睡眠関連疾患に特化したPoC(概念実証)8月から開始する。PoCでは、「パシャっとカルテ」ユーザーで研究参加に同意した人を対象に、健康情報とウエアラブル機器で得た生体データを収集し関連性を解析して、データ統合の有効性や活用可能性を検証する。
その後、PoCで得た知見を基に、新たな疾患予測の指標となる「デジタルバイオマーカー」開発や疾患の早期発見や生活習慣の改善につながるソリューション開発を進める。将来的には、「パシャっとカルテ」へのデジタルバイオマーカーの搭載も視野に入れており、新たな健康支援モデルの確立を目指す。