エルピクセル、画像診断支援AIでエムネスのクラウドPACS連携の新プラン

エルピクセル(東京・千代田区)は6月19日、画像診断支援AI(人工知能)「EIRL(エイル)」が、医療支援クラウドサービスのエムネス(広島市)のクラウド型PACS(医用画像管理システム)「LOOKREC(ルックレック)」とAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携した新プランの提供を開始すると発表した。

新プランの概要イメージ
新プランの概要イメージ

新プランは、「LOOCREC」を導入する医療機関を対象に提供する。エムネスのクラウドPACS(医用画像管理システム)を利用する病院は、画像データのダウンロードやアップロード作業の手間を省き、シームレスに画像診断支援AIを利用できる。

画像診断支援AI「EIRL(エイル)」の使用イメージ
画像診断支援AI「EIRL(エイル)」の使用イメージ

サービスでは胸部エックス線を対象とした「EIRL Chest XR(エイル・チェスト・エックスアール)」「EIRL Chest Nodule(エイル・チェスト・ノジュール)」、頭部MRA(磁気共鳴血管撮影)から脳動脈瘤(りゅう)の候補点を検出する「EIRL Brain Aneurysm(エイル・ブレイン・アニュリズム)」を使用できる。6月に発売した「Brain Aneurysm」の偽陽性の低減をモデルも利用が可能。

エルピクセルでは、パートナーのPACSメーカーと、画像診断支援AIで、PACSメーカーのデータセンターへの設置やAPI連携を推進しており、今回の取り組みもその一環。システム連携で、PACSに画像診断支援AIを標準搭載することで、医療機関でのAI導入の促進と運用コスト低減を図り、画像診断支援AIの普及につなげる狙い。