自治医大さいたま医療センター、認知症対策検査「BrainSuite」を脳ドックオプションで導入
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自治医科大学附属さいたま医療センター(さいたま市)は11月29日、CogSmart(コグスマート、東京・中央区)が提供する認知症の検査・対策プログラム「BrainSuite(ブレインスイート)」を導入したと発表した。脳ドックのオプション検査で、11月25日から申し込みの受付を開始し、12月3日の受診分から検査を開始する。
「BrainSuite (ブレインスイート)」は、東北大学加齢医学研究所による脳医学研究の成果をもとに、人工知能(AI)による認知機能低下リスク分析と対策アドバイスを可能にした脳ドック用ソフトウエア。頭部MR(磁気共鳴)画像のAI解析技術などを利用することで海馬の体積や萎縮程度を測定と評価し、同性や同世代と比較した脳の健康状態を可視化する。
自治医科大学附属さいたま医療センターでは、血液検査を用いた認知症検査のほか、エーザイが提供する脳の健康度チェックツール「のうKNOW」や、図形記入式検査(ROCFT)と併せ、「BrainSuite」を利用することで、健康な状態から記憶を司る海馬の大きさを把握し、生活習慣の改善を行うことで海馬を萎縮させない認知症の予防を図るとしている。