Medi Face、デンソーがAIメンタルケアサービスを部分導入
掲載日:
Medi Face(メディフェイス、東京・中央区)は8月14日、法人向けクラウドサービス「Mente for Biz(メンテフォービズ)で、AI(人工知能)活用のメンタルケアサービス「AIメンタルチェック」などの提供をデンソーの一部の部署に対して開始したと発表した。
「Mente for Biz」の「AIメンタルチェック」は、PCやスマートフォンの画面上に登場する「AIドクター」からの質問に回答する対話形式で、メンタルヘルスの状態や、自分のストレスの原因などを確認できるサービス。24時間、365日の利用ができる。現役医師などが監修し開発した。
表情、声、話し方などの非言語情報を使用するPCやスマホのカメラやマイクから取得し、チェック結果に反映する。AIドクターとユーザーとの対話では、ユーザーの発言の自然言語処理や、AIドクターの発話内容の生成などで、AI技術を活用し、自然な対話体験を実現した。
サービスでは、結果に応じて、産業医、保健師、臨床心理士が従業員と面談を行うことでチェックからメンタルヘルスまでをトータルでサポートする。サービスのデータ、産業医や保健師などとの面談の内容は、個人が特定できないデータに加工し、人事部や経営層の意思決定に活用もできる。
デンソーでは、メンタルヘルスケアを含む健康増進の取り組みを積極的に行っており、従業員にセルフチェックの重要性の啓発を行い、会社全体でのメンタルケアに対する意識の底上げを目的に「Mente for Biz」を一部の部署に限定し導入した。今後は、部分導入での運用検証を行った上で、年内に全社で展開する予定。