アイリス、新型コロナ関連のAI医療機器開発で臨床データ収集完了、製品化に着手

AI(人工知能)医療機器を開発するアイリス(東京・中央区)は8月8日、AI搭載の咽頭内視鏡システム「nodoca(ノドカ)」を使った新型コロナウイルスの臨床データ収集を完了したと発表した。

「nodoca」は、咽頭(のど)の画像と診療情報をAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見などを検出することで、インフルエンザの診断を支援するAI医療機器。2022年12月に発売。臨床現場での利用が進んでいるという。

同社では、「nodoca」の技術を活用した新型コロナに関連するAI医療機器の製品化に向けた研究開発を進めており、今回、新型コロナを含む臨床データ収集を完了した。今後はデータを使った解析AIシステムの性能評価に取り組むなどの製品化に向けたプロセスを進めるとしている。