ウィーメックス、岐阜・揖斐川町が地域医療課題解決に向けリアルタイム遠隔医療システム導入
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遠隔医療システム使用時の様子
レセプトコンピューターなどを手掛けるウィーメックス（東京・渋谷区）は12月22日、岐阜県揖斐川町が、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH（テラドック・ヘルス）」を、岐阜県揖斐川町を導入したと発表した。
「Teladoc HEALTH」は、専門医の少ない医療機関と、遠隔地の専門医をオンラインでつなげるリモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システム。超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者の状態を短時間で把握できる。遠隔地にいる医師主導で操作が可能で、現場にいるように情報の取得が行える。
揖斐川町は、岐阜県最西部に位置し森林が多い地域で、揖斐川が町内を流れるなど自然環境に恵まれている。一方、中山間地域が多い地理的条件から、住民が平たん部の医療施設にアクセスする交通手段確保や移動距離、時間的コストが課題となっていた。そこで、この医療課題を解決すべく、ウィーメックスの「Teladoc HEALTH」を導入した。
今回の導入では、持ち運びが可能な「Teladoc HEALTH TV Pro 300」を搭載した医療MaaS（次世代移動サービス）車両で山間部を巡回し、地域の医療機関と連携した診療体制を構築する。また、DtoPwithN（遠隔地の医師が患者のそばにいる看護師を通じて実施するオンライン診療）の訪問診療を実施し、住民の医療アクセス向上と医師の移動時間削減を進める。
