オリンパス、内視鏡システム「EVIS X1」に病変部の視認性向上の新観察モード搭載
掲載日:
EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500
オリンパスは、病変部の視認性向上を支援する新しい観察モード「NBI+TXIモード」を搭載した内視鏡システム「EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500」を11月4日から国内で販売すると発表した。
「EVIS X1」は、オリンパス最上位機種の内視鏡システム。内視鏡検査・治療時に、赤色と緑色の光を組み合わせた画像強調観察技術「RDIモード」、通常光観察下での粘膜表面の「構造」「色調」「明るさ」の3つの要素を最適化する画像技術「TXIモード」、血液中のヘモグロビンに強く吸収される紫と緑の特定波長の光を照射することで、粘膜表層の毛細血管や微細構造を強調表示する画像強調観察機能「NBIモード」などの独自の技術を搭載する。

新たに搭載した「NBI+TXIモード」は、NBI技術とTXI技術を組み合わせた機能で、NBI画像の暗部の明るさ補正やコントラスト情報を強調し、がんなどをはじめとする病変発見率と診断精度を高めた。
オリンパスでは「NBIモード」と「TXIモード」の組み合わせが可能になることでNBI画像のコントラスト情報を強調し、病変の粘膜模様や血管、凹凸の視認性が向上し、より精度の高い内視鏡検査、治療の支援が可能になるとしている。