Parafeed、平衡機能検査機「REEVEER Scale」の製造販売届出を完了、正式販売へ
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平衡機能検査機「REEVEER Scale(リーバースケール)」
医療機器ベンチャーのParafeed(パラフィード、東京・台東区)は5月20日、平衡機能を検査する医療機器「REEVEER Scale(リーバースケール)」を開発し、医療機器の製造販売届け出を完了したと発表した。今後、医療現場への導入に向け、正式販売の準備を進める。
「REEVEER Scale」は、直立姿勢の被験者が測定台に立つことで、重心位置とその揺れ(動揺)をリアルタイムで計測し解析する平衡機能検査機器。専用ソフトウエアを搭載したノートPCと、高精度センサー内蔵の測定台(検出台)で構成する。検査結果は、直感的でわかりやすいデザインで表示。PDF出力や印刷に対応し、画像ファイリングソフトとの連携もできる。
製品は「Premium」と「Light」の2モデルを用意。Premium」モデルは、高度なデータ解析を求める研究機関や専門施設向けで、100Hzの周波数特性の機能を搭載した。一方、「Light」モデルは、周波数特性が20Hzで、日常診療の検査に十分対応する性能を備える。また、軽量設計で設置や持ち運びを容易にした。
パラフィードでは、めまい診療・耳鼻科外来の平衡機能評価や高齢者の転倒リスク評価、神経疾患や整形外科疾患後のリハビリ指標といった用途での利用を見込んでいる。