インテック、富山県立中央病院のデジタルパソロジー導入を支援、運用を開始
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TISインテックグループのインテック(富山市)は4月18日、富山県立中央病院(富山市)が導入した病理・細胞診検査業務支援システム「EXpath(エクスパス)」と、浜松ホトニクスのWSI(ホールスライドイメージ)スキャナー、台湾のAIベンチャー、イーサーエーアイの画像管理システム「aetherSlide(イーサースライド)」を連携し、病理ガラス標本を専用スキャナーで撮影してデジタル化し、モニターに表示して病理診断をする「デジタルパソロジー」の運用を開始したと発表した。

富山県立中央病院の病理部門ではコンパニオン診断(特定の治療薬の効果を予測するために行う検査)などの検査種類が増え、診断する検体が増加傾向にあり、病理医や技師の作業負荷が高くなっていることが課題となっていた。そこで、同院ではWSIスキャナーの更新を機に、業務効率化と診断の質の向上を目的に、デジタルパソロジーの導入を決定。2007年4月から富山県立中央病院に「EXpath」を導入したインテックが実績を買われ、システム連携を支援した。
同院ではデジタルパソロジーの導入で、顕微鏡を使わないモニター診断や病理診断時にAIツールによる診断支援が可能になり、病理医の負荷軽減や働き方改革につながるとしている。