アルム、離島などで医療体制を即座に構築できる遠隔医療支援ソリューションを本格展開

ディー・エヌ・エー(DeNA)子会社で医療ICT(情報通信技術)事業を展開するアルム(東京・渋谷区)は2月27日、遠隔医療支援ソリューション「Join Mobile Clinic(ジョインモバイルクリニック)」の本格展開を開始すると発表した。

「Join Mobile Clinic」は、離島、採掘場、船上といった医療アクセスが必ずしも容易ではない環境、大規模な自然災害や新興感染症、また、紛争や戦争などが起こった時に、迅速に医療インフラを整えられるソリューション。

「Join Mobile Clinic」の概要
「Join Mobile Clinic」の概要

具体的には、軽量ポータブル医療機器と、機器に連携する診療記録システム「JoinNotepad(ジョインノートパッド)」、医療関係者間のコミュニケーション用アプリ「Join(ジョイン)」を搭載したスマートフォンが入った遠隔医療支援パッケージを配布することで、医師間の相互連携ネットワークを構築し、遠隔診療を活用した疑似診療所を展開できる。

アルムでは今後、国内のへき地や離島などの医師少数地域でも活用も見込んでいる。