ウィーメックス、大分・杵築市に遠隔医療システム寄付、山香病院が遠隔医療で活用
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ウィーメックス(東京・渋谷区)は2月18日、大分県杵築市に、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(テラドックヘルス)」を、企業版ふるさと納税制度を活用し寄付すると発表した。
持ち運びが可能な「Teladoc HEALTH TV Pro 300」を1台と、タブレット型の「Teladoc HEALTH Viewpoint(テラドックヘルスビューポイント)」の2台を寄付する。システムは杵築市立山香病院(大分・杵築市)で活用される。

「Teladoc HEALTH」は、専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインでつなげる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システム。超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者の容体を短時間で把握したり、遠隔地にいる医師主導で操作し、現場にいるような感覚で情報を取得したりできる。
今回、提供する「TV Pro 300」は、「Teladoc HEALTH」で、70倍相当ズームとナイトビジョン対応のシステムで最高性能のカメラを搭載。本体重量は約3.5kgと、コンパクトで持ち運びが可能で、壁や車体などに取り付けられるためさまざまな医療現場で活用が可能。一方、「Teladoc HEALTH Viewpoint」は、持ち運び可能なタブレット型システムで、院内だけではなく、訪問診療や訪問看護といった院外でも活用できる。
山香病院での導入では、「TV Pro 300」を医療MaaS車(次世代移動サービス)に搭載し、訪問診療などで利用。これまで難しかった超音波画像などのリアルタイム共有が可能となり、患者の通院の手間を最小限に抑えられるという。一方、「Viewpoint」は、院内連携と訪問診療で使用。DtoPwithN(患者が看護師などといるオンライン診療)形式でのオンライン診療の実施を図り、患者の様子を訪問診療よりも頻回に確認できるようにするほか、慢性疾患の重篤化予防に役立てる。
大分県杵築市は、大分県の北東部に位置し、別府湾や伊予灘に面した自然豊かな町だが、人口当たりの病床と医師数が少なく、持続的な地域医療体制の構築が喫緊の課題となっている。ウィーメックスでは、地域医療が根強い杵築市に「Teladoc HEALTH」を導入することで、限られた医療リソースを有効活用し、患者に安定した医療の提供が可能になると考え、リアルタイム遠隔医療システムを寄付することにした。
今後は、遠隔医療システムで、遠方に住む患者の家族にもオンライン診療に参加してもらい、離れて住む患者の健康状態を一緒に確認できるようにし、家族の安心につなげる取り組みも検討する。