JVCケンウッド、GSDFキャリブレーション機能付き画像診断ディスプレーを2025年に発売
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JVCケンウッドは11月28日、厚生労働省が新たに特定保守管理医療機器に指定した「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレー」の製品を2025年4月から順次、発売すると発表した。また、これに先駆け、神奈川県から「第三種医療機器製造販売業」の許可を11月5日に取得した。
「GSDFキャリブレーション機能」は、どの階調間も同じ輝度変化で知覚できるように調整(キャリブレーション)する機能。画像診断で重要となる精度管理で表示性能の一貫性を確保が可能となる。
「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレー」は、モノクロ医用画像表示用で、医療でのデジタル画像と通信の標準規格「DICOM」のGSDF(グレースケール・スタンダード・ディスプレー・ファンクション)の階調特性に調整するキャリブレーション機能を持つディスプレー。機能で画像表示の一貫性を確保し、マンモグラフィー、CT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)、CR(コンピューターエックス線撮影)などのデジタル画像を表示して診断で利用される。
JVCケンウッドでは、厚生労働省が「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレー」を、一般医療機器の分類に追加し、「特定保守管理医療機器」に指定した7月8日の告示を受け、神奈川県から一般医療機器(クラスI)の製造販売が可能な「第三種医療機器製造販売業」の許可を取得。製品を発売することにした。